大玉村 遠藤ヶ滝不動尊

大玉村 遠藤ヶ滝不動尊

遠藤盛遠伝説

遠藤ヶ滝の遠藤とは、遠藤盛遠のことです。

 

遠藤盛遠は、北面武士として、鳥羽天皇の皇女・統子内親王(上西門院)に仕えていましたが、19歳で出家し、のちに文覚上人と呼ばれるようになります。

 

出家の原因となったのは、親友の源渡の妻である袈裟御前(けさごぜん)に一目惚れし、結局は袈裟御前の首を切り落としてしまうという横恋慕伝説です。

 

この伝説は、平家物語や源平盛衰記から、芥川龍之介の「袈裟と盛遠」など、文学作品や映画、オペラなどになっています。

 

出家して、文覚上人となってからは、伊豆に配流されて源頼朝と知り合ったり、那智の滝にうたれて修行したりしますが、有名なところでは、京都の神護寺や東寺、高野山大塔、東大寺、江の島弁財天などの再興でしょう。

 

この文覚上人は、山伏となって全国の霊地を巡歴したそうです。

 

そのさいに、杉田川の川面に不動明王をあらわす梵字がみえたことから、石室にこもり荒行を修めたところであるため、遠藤ヶ滝と呼ばれるようになったそうです。

 

大玉村 遠藤ヶ滝不動尊
大玉村 遠藤ヶ滝不動尊
大玉村 遠藤ヶ滝不動尊
通称は赤不動
大玉村 遠藤ヶ滝不動尊

 

遠藤ヶ滝不動尊は、通称「赤不動」と呼ばれています。

 

遠藤ヶ滝への入り口にあたり、駐車場から約1キロの山道を歩いた場所にあります。

 

遠藤ヶ滝遊歩道

今回は、遠藤ヶ滝・三日月の滝まで到達できずに帰ってきました。

 

遠藤ヶ滝不動尊の右奥、杉田川渓谷の遠藤ヶ滝遊歩道を30分ほどのぼると、遠藤ヶ滝に出会えるはずだったのですが、想像以上の山道に苦労します。

 

大玉村 遠藤ヶ滝不動尊

駐車場にある案内図によると、遠藤ヶ滝不動尊(赤不動)から、1100メートルの距離に遠藤ヶ滝があります。

 

その手前には、三日月の滝。

 

遠藤ヶ滝にいたるまでには、杉田川渓谷にかかる3つの橋を渡らなければなりません。

 

今回は、暑さと、手薄な装備のために、2つの橋を超えたあたりで挫折してしまいました。

 

遊歩道とありますが、かなりの山道であり、整備されていません。

 

山歩きに適した靴は必須です。

 

大玉村 遠藤ヶ滝不動尊
大玉村 遠藤ヶ滝不動尊
大玉村 遠藤ヶ滝不動尊
大玉村 遠藤ヶ滝不動尊

 

かつては、遠藤ヶ滝四十八滝と呼ばれていたそうです。

 

岩が多い渓流なので、あちこちに大小の滝がみられ、いまもその面影を残しています。

 

JR本宮駅から車で20分

JR本宮駅から出ている路線バスで、近くまで行くことはできますが、そこから歩くのはかなり大変です。

 

距離があるのと、上り坂なので、気軽に歩いていける場所にはありませんので、タクシーなど、車移動をおすすめします。

 

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