福島市 旧堀切邸 有形文化財 十間蔵

福島市 旧堀切邸 有形文化財 十間蔵
旧堀切邸

堀切家とは?

1578(天正6)年に梅山太郎左衛門菅原治善(うめやまたろうざえもんすがわらなおよし)が、若狭国(福井県)から当時の上飯坂村に移住し、名を「若狭」と改め、「川跡田畑4町歩(約39,700㎡)あまりを開作」し、農業・養蚕に力を入れていきました。

 

また、村を流れる赤川がたびたび氾濫し被害がでたために、「堀を切って」赤川の流れを変え、埋め立てた場所を田圃や宅地にしたことから、ここの地名を「堀切」とし、治善のことを「堀切」と呼ぶようになりました。

 

江戸時代には、堀切家は大庄屋として財力を蓄え、飢饉時の農民救済など地域の経済に大きく貢献しました。

 

福島市 旧堀切邸 有形文化財 十間蔵
堀切邸の内部

堀切家の主な歩み

1578(天正6) 梅山太郎左衛門が若狭国より移り住む
1742(寛保2) 白河藩が大庄屋格に任ず

1784(天明4)

 

大飢饉に、米100俵を農民救済のために提供する

高50石の郷士に取り立てられる

1800(寛政12) 松平定信が堀切宅に滞在し、茶室を「詠帰亭」と命名
1801(享和元) 摺上川を改修
1848(嘉永元) 11代当主が赤川堰の隧道改良を行い「一村善」と命名
1883(明治16) 14代良平が上飯坂村ほか5カ村の任命戸長に就任
1888(明治21) 良平、私財を投じて焼跡整備に奔走
1912(明治45) 善兵衛、全国最年少で衆議院議員に当選
1923(大正12) 善次郎、関東大震災直後の都市計画局長に就任
1925(大正14) 善次郎、神奈川県知事に就任

1929(昭和4)

 

善兵衛、衆議院議長に就任

善次郎、東京市長に就任

1931(昭和6) 善兵衛、大蔵政務次官として活躍
1940(昭和15) 善兵衛、イタリア大使に就任
1954(昭和29) 善次郎、東京都公安委員長に選ばれる
福島市 旧堀切邸 有形文化財 十間蔵
天井のRが美しい
福島市 旧堀切邸 有形文化財 十間蔵
柱には白鳥のような鳥があしらわれています

 

1800年(寛政12年)に、松平定信は飯坂温泉を訪れ、堀切善兵衛宅に数日間滞在しました。

切邸に対して定信は「温泉は悪くないが、庭が狭く、居所も広くない」という感想を持っていたという記録が残されていますが、飯坂を発つ前日に、堀切邸の茶室に「詠帰」と名付けて扁額を書いて善兵衛に渡します。

 

詠帰亭は残っていませんが、この扁額は現存しています。

 

福島県内最大最古の土蔵 十間蔵

十間蔵は、1775年(安永4年)に建立された蔵で、桁行が10間(約18メートル)あります。

 

主に米蔵として使われていましたが、ときに酒蔵としても使用されていました。

 

福島市の有形文化財に指定されています。

 

福島市 旧堀切邸 有形文化財 十間蔵
十間蔵
福島市 旧堀切邸 有形文化財 十間蔵

隣接する常泉寺は本因坊秀伯ゆかりの寺

堀切邸と隣接する常泉寺は、江戸時代の囲碁棋士で七世本因坊の秀伯ゆかりの寺です。

 

七世本因坊秀伯は、飯坂温泉近くの大飯田村の農家の長男として生まれ、通称甚四郎といいました。

 

5歳の時にはすでに大人より囲碁が強く、11歳で江戸にあがり、本因坊門下となります。

 

常泉寺は秀伯の生家・佐藤家の菩提寺で、秀伯が寄進した木魚が残されています。

 

関係者の尽力により、墓碑と顕彰碑が建立されました。

 

本因坊秀伯
本因坊秀伯の顕彰碑

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