
岩瀬牧場とは?
岩瀬牧場は、明治天皇の東北巡幸(明治9年)ののちの明治13年に、福島県岩瀬第三御領地内に宮内省開墾所として開設された、日本ではじめての本格的な西洋式牧場です。
明治天皇の第一回東北巡幸では、笠石村の小貫隼太宅で休憩の折、鏡石・矢吹・須賀川の原野を開拓するように指示があったとされています。
この開拓の指示をうけた伊藤博文内閣は、西洋式の大規模農法を視察し、これを実現する場所として開墾所が設置されました。
原野の開拓には莫大な資金と労力が投じられ、その様子を、当時はまだ新聞記者であった原敬も視察しています。
御料地はその後、明治23年に順宜畜産株式会社として設立され、さらに明治44年には日本畜産株式会社岩瀬牧場となります。
戦後は西武鉄道の堤康次朗が、日本畜産株式会社の筆頭株主となり最終的には西武鉄道に吸収されました。
昭和30年には、福島県が用地を西武鉄道から買収。
昭和42年には福島交通社長・小針暦二に売却すると、小針暦二は有限会社岩瀬牧場を設立します。
その後、現在の岩瀬牧場のような観光牧場としての道を歩んでいきます。
詳しくは、「福島県岩瀬牧場の近代化産業遺産としての再評価」という研究論文をお読みください。
トウモロコシ迷路
岩瀬牧場のトウモロコシ迷路は、デントコーンを使ったもの。
牧場の牛のエサとなるトウモロコシを迷路にしています。
期間は7月から9月中旬くらいまでとなります。
岩瀬牧場の入場料は500円、ほかにトウモロコシ迷路の入場料200円がかかります。
入り口で200円を払うと、熱中症予防のためのペットボトルの水が手渡されます。

トウモロコシ畑の広さは1haほどで、夏にみられる迷路のなかでは、東北最大級だとか。
2メートル以上にも育ったコーンが、長い迷路をつくっています。
迷路のなかは、風通しが悪く、滑りやすいので、服装には要注意。
帽子、滑りにくい靴は必須だと思います。



クイズに答えて商品ゲット
トウモロコシ迷路のなかには、クイズが設置されており、回答するとクジ引きで商品がもらえます。
おすすめは3等のソフトクリーム。
岩瀬牧場の牛乳でつくられたソフトクリームは、濃厚なのにサラッとした口溶けです。




お土産はこちら↓
岩瀬牧場では、乳製品を中心にオリジナル製品の販売を行っています。
おすすめは、バニラソフトクリームです。



JR鏡石駅から徒歩15分
岩瀬牧場までは、JR鏡石駅から徒歩15分ほど。
途中には、鳥見山公園もありますので、あわせて散策すると良いと思います。