
鹿嶋神社とは?
鹿嶋神社は、向かいの池にある大賀ハスとともに記憶されています。
夏、ハスの花を見にいくついでに立ち寄りたい神社です。
鹿嶋神社は、一般に武甕槌神(タケミカヅチ)を祭神とする神社です。
茨城県鹿嶋市の鹿島神宮を総本社とするもので、東北地方・関東地方を中心に600社ほどあるといわれています。
武甕槌神(タケミカヅチ)は雷神であり、剣の神でもあります。




三猿がいたら庚申塔
社殿の裏手には石塔や石仏などが並んでいることがよくありますが、ここ鹿嶋神社にもありました。

ひとつだけ変わったものがあったので近くでよく見ると、どうも庚申塔のようです。
庚申塚としても知られているものです。
庚申信仰とは、庚申(かのえさる)の日の夜に、寝ている人の体内から三尸(さんし)の虫が出てきて天帝のもとへ行き、自分の宿主である人間の悪事を報告に行くという道教に由来するものです。
そのため、江戸時代には庚申の夜は寝ずに、夜通し近所のものと話をしたり、宴会したりという風習が生まれました。
庚申塔は、そのような場において祈りをささげる対象でありました。

庚申塔にはさまざまなバリエーションがありますが、足元に「見ざる聞かざる言わざる」の三猿があることが見極めのポイントになります。
庚申(かのえさる)ですから、猿になります。
つぎのポイントは、上のほうに月と太陽があることです。
鹿嶋神社の庚申塔にも、左に月、右に太陽があります。
さらに、腕は6本で、弓と矢を持っていること。
足元には邪気がいることが多いのですが、ここの庚申塔にはありません。
子どもで憤怒の相をしていることも特徴になりますが、鹿嶋神社の庚申塔は合掌し祈りをささげている姿です。

見どころは大賀ハスの池
鹿嶋神社の向かいには、大賀ハスが美しい花を咲かせる池があります。

見ごろは7月下旬から8月初旬くらいになります。
大輪の大賀ハスは、直径20センチ以上もあり、神々しい姿を見せてくれます。

大賀ハスの美しい姿を、ぜひインスタにアップしてください。