
幕川温泉とは?
奥土湯温泉郷の中で、最も奥地にあるのが幕川温泉です。
表高1300メートルの高地にあるため、夏は涼しく温泉を楽しめますが、11月中旬〜ゴールデンウィークまで、 冬季休業となる温泉です。
元湯は、水戸屋にあり、源泉かけ流しの温泉宿です。
源泉は2種類あります。
ひとつは、単純硫黄温泉で、源泉温度44.9℃、毎分46リットル湧出しているもの。
pH5.9。
もう一つは、単純泉で、大浴場の内風呂に使用されている高温泉です。
湯の花に違いがあり、硫黄泉のほうは白く、白濁した湯の花。
大浴場の内風呂は、黒い湯の花となります。
幕川温泉 水戸屋旅館


秘湯の宿には珍しく、水戸屋旅館は、小型犬に限りペット可の宿です。
ただし、ペット同伴の場合には、部屋は狭くなるようです。
豊富な湯量と6つのお風呂
水戸屋旅館には、大きく分けると、3ヶ所の風呂があります。
まず、男女別の大浴場。
大浴場にもそれぞれ露天風呂があり、時間で男女の入れ替えがあります。
次に、展望露天風呂と、渓流沿いの露天風呂。
この2ヶ所は、通常は混浴ですが、展望露天風呂のほうは、午後4時から8時まで、女性専用になります。
渓流沿いの露天風呂は、バスタオル使用可なので、混浴ですが、女性にも安心です。








お風呂の底は、つるつると滑りやすいので、注意したほうが良いです。
なかでも、渓流沿いの露天風呂は、足元が不安定なので、特に要注意。
夜間の利用はおすすめしません。
山菜たっぷり山の幸
夕食は、牛しゃぶしゃぶと鮎の塩焼き、さらに山菜をたっぷりとつかったメニューです。


希望すれば、いわな、にじますのお刺身が別メニューで追加できます。
デザートに、桃が一個、皮付きで出てきました。
福島の夏の味覚です。
自分で皮を向いて、カットできるようにナイフが添えられています。

幕川温泉までのアクセス
冬季は休んでいるほど、雪深い幕川温泉ですが、福島駅から、磐梯吾妻スカイライン行きのバスで行くことができます。
「鷲倉温泉」で下車すると、送迎の車が迎えに来てくれますので、かろうじて電車とバスで行ける秘湯です。
しかし、基本的には車がおすすめです。

山の天気は変わりやすく、霧につつまれてしまうことも。
運転には気をつけてください。
