
南湖森林公園とは?




寛政の改革で知られる白河藩主・松平定信が築庭した、日本最古の公園です。
かつては「大沼」と呼ばれていた湿地帯に、堤を作って貯水し、庭園の要素を取り入れて享和元年(1801)に築庭されました。
1924年(大正13年)12月9日には、国の史跡および名勝に指定されています。また、2010年(平成22年)3月25日には、農林水産省のため池百選に選定されました。
ヤマザクラの名所
南湖森林公園には、多くのヤマザクラがあります。
なかでも、あづまや近くにはオオヤマザクラがあります。





脇本陣柳屋の蔵座敷は、文化元年(1804年)の建築で、明治14年(1881年)には、明治天皇が東北・北海道巡幸した際に、往路は休憩所、復路は宿泊所として利用されました。
また、戊辰戦争白河口の戦いの際には、新選組の斎藤一局長以下、106名が宿泊したと記録されています。
脇本陣柳屋の蔵座敷と、勧工場(かんこうば)は、白河市の歴史的風致形成建造物に指定されています。
南湖神社からJR白河駅まで徒歩40分ほど
南湖公園や南湖神社に行くと、新白河駅にバスで戻ろうか、それとも白河駅に行こうかと悩むことが多いのですが、南湖森林公園を通り抜けると、JR白河駅まで徒歩40分ほど、ゆっくり歩いても1時間ほどで行くことができます。
ただし、車の通り抜けはできません。
南湖神社の脇を歩き、南湖森林公園の蛇石口を目指すのが最短ルートです。
ウォーキングにはちょうどよいアップダウンです。

白河関跡は、カタクリの花の群生地として知られています。
4月から5月にかけて、白河関跡の斜面いちめんにカタクリの花が咲きそろいます。
また、白く可憐な東一華も、カタクリの花の見頃に見ることができます。