
東北最大の前方後方墳
大安場古墳には、古墳が5つあります。
その中心となるのは大安場1号墳で、長さ83メートル、高さ12メートルの前方後方墳で、東北地方最大の古墳です。
今から1600年前、古墳時代前記に造られました。


大安場1号墳
大安場1号墳は、古墳の主に向けて祭祀を行った場所が前方部、古墳の主が埋葬された場所が後方部になっています。





大安場古墳は、平成7年~16年の調査により、1号墳は山の尾根を利用して1600年前に造られ、2号~5号墳は1500年ほどまえに作られた円墳であることがわかりました。
また、1号墳と2号墳は平成12年に国の史跡に指定されました。




大安場2号墳
2号墳は、直径15メートルの円墳で、箱形石棺に納められたいました。
南山田遺跡、永作遺跡の集落をリードした豪族が埋葬されていると思われます。


土器に触れるガイダンス施設
大安場古墳の周辺には、正直古墳群、御代田古墳群、大善寺古墳群などがあります。
それらの古墳群から出土した土器などが、大安場史跡公園のガイダンス施設でみることができます。








館内は撮影OKなので、じっくりと見て歩いて、お気に入りを撮影してみてください。

ガイダンス施設開館時間:9:00~17:00(毎週月曜休館、祝日の場合は開館)
JR郡山駅からバスで20分ほど
大安場古墳は、JR郡山駅前から出ている路線バスで20分ほどの大善寺バス停で下車し、そこから徒歩10分ほどの場所にあります。
大善寺古墳群を横切って、大安場古墳にたどりつくような格好になります。
また、JR安積永盛駅からはタクシーで10分ほどになります。

大安場史跡公園は、大安場古墳を中心に、公園として整備されています。
端から端まで歩くと、1時間程度かかりますので、時間には余裕を持っていたほうが良いと思います。

