
西光寺とは?
西光寺は、永禄年間(1560年代)に、須賀川城主・二階堂氏の家臣、鏡沼藤内により建立されたものといわれており、鏡石町を代表する古刹です。
寺内には、白河城主・松平定信につかえていた画僧・白雲上人(はくうんしょうにん)が、寛政9年に描いたとされる12枚の杉戸絵が収蔵されています。
この杉戸絵は、12枚の杉戸の裏表24面に描かれており、そのうち4枚が福島県の重要文化財に指定されています。残念なことに、通常は一般公開はされていないようです。
また、常松家の菩提寺としても知られています。

天然記念物のたらようの木
たらよう(多羅葉)は南国の樹木で、肉厚の葉は、強くこすると黒く浮き出るため、はがき代わりに使われました。
はがき(葉書)の語源となっています。
南方植物のため、福島県内に数は少なく、また本堂を覆うほどの巨木に成長しているものはほとんどありません。
そのため、鏡石町の天然記念物に指定されています。


西光寺の入り口には、樹齢200年といわれるシダレザクラが枝を広げています。
春には美しい花が咲きます。