
大池公園に隣接する三光稲荷神社とは?
三光稲荷神社の御祭神は倉稲魂命(うかのみたまのみこと)で、五穀豊穣の神さまです。
『古事記』では宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)、『日本書紀』では倉稲魂命(うかのみたまのみこと)と表記されているようです。
古くから女神とされており、伏見稲荷大社の主祭神です。
この三光稲荷神社は、「西白河郡志」によると、長元4年(1031年)4月24日に、京都の伏見稲荷大社から勧請したとありますので、まさに伏見稲荷大社の分霊社のようです。
それまでは、大池周辺は作物が実りませんでしたが、勧請後は豊作が続いたとされています。
倉稲魂命(うかのみたまのみこと)は、稲荷神(お稲荷さん)として広く信仰されていますが、稲荷主神として倉稲魂命(うかのみたまのみこと)の名前が文献に登場するのは、室町時代以降のようです。


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