
第2次世界大戦後、いわき市の小名浜港の防波堤として沈められた旧日本海軍の駆逐艦「汐風(しおかぜ)」と「澤風(さわかぜ)」をモチーフにしたアニメ作品「人力戦艦!?汐風・澤風」の予告編が初めて上映されました。
汐風、澤風は駆逐艦として、大正時代に完成。
終戦後、資材不足だったことや駆逐艦の平和利用の観点から防波堤に転用されたというもの。
汐風は、終戦時、呉に所在。
1945年10月5日に除籍され、同年12月1日に特別輸送艦の指定を受けて復員輸送に従事。
その後汐風は解体され、船体は1948年8月25日に福島県小名浜港1号埠頭先端の防砂防波堤として埋設されました。
澤風は、1945年(昭和20年)2月4日、 横浜に入港し、3月18日まで対潜実験艦への改造工事を実施。
5月5日、第1特攻戦隊の特攻攻撃訓練目標艦となり、横須賀において無傷で終戦を迎えた。
9月15日に除籍され、船体は福島県・小名浜港で防波堤に転用されました。