
達沢不動滝とは?
達沢不動滝は、安達太良山系船明神山に源を持つ、不動川にある滝です。
男滝と女滝の2つがありますが、一般的には、高さ10m、幅16m、一枚岩にカーテンのように流れ落ちる豪快な男滝を、達沢不動滝と呼んでいます。
達沢不動滝は、「いなわしろ新八景」、「ふくしまの水三十選」にも選ばれる、福島県を代表する滝です。

達沢不動滝は、この地区の鎮守大山祇神社(ちんじゅおおやまずみじんじゃ)の社叢(しゃそう)として、昔から守られてきた聖域です。
今も神の森として原生林の姿を残しています。
また、達沢不動滝は、神仏に祈願するため、冷水を浴び身体のけがれを祓(はら)うための修験の場であり、不動尊が祀られています。
毎年、旧暦の4月19日前後に、地元達沢地区による達沢不動明王祭礼の護摩供養も行われます。



達沢不動滝の入り口にある鳥居をくぐり、徒歩10分ほどで、不動尊が祀られている滝元になります。
撮影地としても人気の達沢不動滝
新緑と紅葉の時期はとくに美しく、人気の撮影スポットとなっています。
冬季には半氷結した滝と、滝の下の氷塊に落ちる飛沫の景観が、冬の風物詩として撮影・報道されることもあります。
また、不動明王が祀られている霊験あらたかな場所であることなどから、パワースポットとしても知られています。






戊辰の道
戊辰戦争のときに、道を上ったところにある母成(ぼなり)峠での激戦により、会津藩の堅固な守りが破られて、西軍(新政府軍)の大軍が一気に会津領内に攻め込んできた道が、「戊辰の道」です。
達沢不動滝にむかう途中、右手のほうに狭い脇道がみえてきます。

猪苗代駅からバスで
JR猪苗代駅より、路線バスを利用して、達沢バス停下車し、さらに徒歩20分ほどかかります。
中ノ沢温泉から車で約15分、さらに徒歩10分という距離になります。

源泉の湧出量が毎分13,400リットルもあり、単一の湧出口からの湧出量としては日本一。湯治場として栄えた温泉地であり、宝暦年間(1751年)のころから利用されてきたという歴史があります。
【泉質】酸性含硫黄硫酸塩塩化物温泉
【源泉温度】68.3℃
【適応症】胃腸病、リウマチ性疾患、慢性皮膚疾患、運動機能障害、慢性胃腸病、関節痛、水虫、痔、糖尿病、高血圧、切り傷、外傷、手術後の傷など殺菌力を期待するもの
【飲泉可能】