長さ7.9メートル、幅4メートルの自然の石橋が、天狗橋です。

その大きさから、その昔、天狗がかけたと言い伝えられています。

大人がすれ違っても、狭いという印象はありません。

周囲は岩だらけで、流れる渓流に、天狗橋がかかっています。

天狗橋のたもとには、まるで天狗が刀でスパッと切ったような大岩がそびえています。

天狗橋へは、民家脇の駐車場から、草だらけの農道を通っていきます。

急坂、ぬかるみやすい細い通路のような山道を歩きますので、靴は滑りにくいものにしてください。

とくに、夏場の虫除け対策は必須です。

田んぼの畦道を登り切ると、いきなりの下り坂です。

写真の下が頂上、上が下になります。

滑りにくいように整備されていますが、歩道は幅1メートルもありません。

手すりなどはありません。

たぶん、整備しようにも巨石がゴロゴロしていて、岩が落ちてくる可能性があるからだと感じました。

JR水郡線の磐城石川駅、または棚倉駅から、鮫川村方面にバスが出ていますが、鮫川村の中心地を通るので、天狗橋周辺にバス停はありません。

鮫川村の中心地から、349号線を南下していくと、天狗橋駐車場の案内がみえてきます。

途中、横溝正史作品に登場してもおかしくないような、白漆喰壁に瓦屋根の豪邸がみえます。