
雑木林の残る鳥見山公園
鳥見山公園は、岩瀬牧場に隣接する鏡石町の公園です。
4万株のあやめが有名ですが、園内には、鏡石神社を中心に、芝生の広場、町民プール、サッカーグラウンドなどのスポーツ施設が整備されています。
遊具もある、子どもの遊び場でもありますが、自然のままの雑木林をのこしています。
雑木林には、四季折々の野草が茂り、季節の変化を楽しむことができます。























春は桜の名所








鳥見山公園のある丘のうえに鏡石神社(鳥見山神社と呼んでいます)があります。
創建は明治16年2月という、新しい神社です。
祭神は神武天皇、奈良の橿原神宮から勧請しました。
鏡石神社の由緒書きによると、日本ではじめての西洋式牧場である岩瀬牧場関係者が、皇居を遥拝するために創建した神社になります。
水路沿いをあるく遊歩道

鏡石町は今でこそ田園風景も豊かな穀倉地帯になっていますが、明治時代は原野でした。
阿武隈川が近くを流れていますが、その流域では水量が少ないために、耕作地を拡大することができませんでした。
そこで、昭和16年になって国の直轄事業として羽鳥湖にダムを建設し、水資源に乏しい鏡石町・矢吹町・天栄村・泉崎村などへ水を供給することを計画します。
途中、戦争で工事は中断しますが、戦後ダムは完成し、現在のような豊かな田園風景となりました。
農業用水が流れる水路沿いの道は、広々とした水田のなかにあります。




ランドマークは鏡石図書館

JR鏡石駅の裏側には鏡石図書館があります。
遊歩道のランドマークはここになります。
毎年、田んぼアートを見渡せる展望台としても人気です。



田んぼアートの全体が見渡せるのは図書館の5階になります。
夏から収穫の秋までが、田んぼアートの見頃です。

岩瀬牧場のフラワーガーデンの奥にある、西洋式の庭園は、左右対称に6つの池が配されており、初夏には、美しい睡蓮が咲き乱れます。
バラ、しゃくなげ、桜など、明治時代から続く、日本初の西洋式牧場ならではのフラワーガーデンがあります。